心臓血管外科 景山 聡一郎

心臓血管外科

景山 聡一郎

Soichiro Kageyama

知識も技術も信頼関係も、努力を継続することで培われる

これは医者という職業に限ったことではありませんが、最初から何でもできる人間はいません。研修医の皆さんも、最初はたくさん失敗するでしょうし、たくさん怒られると思います。
もちろん私もそうでした。修行時代の毎日は、本当につらくしんどいことの連続で、何度逃げ出そうと思ったかわかりません。しかし一歩一歩成長していき、何年かして責任ある仕事を任されるようになってくると、少しずつですが、やりがいや面白さを感じられるようになり、心臓外科医なって5年目の頃には、これなら続けていけると思えるようになりました。
かつては、とにかく若いうちは寝る間を惜しんで、何でもかんでもどんどんやれという時代でしたが、今の時代にはそぐわない考え方でしょう。今の時代に求められているのは、一人ひとりの個性に合わせて、やりたいことをその人のペースで学んでいける環境であり、私たちがそれをサポートします。

医者としての人生を考えた時に何科を選ぶかも大切ですが、選んだ後に頑張って続けていくことはもっと大切です。知識も技術も、真面目にコツコツ努力していけば自然と身についていくものです。医者というのは良いことばかりの職業ではありません。最初のうちは上級医からの指示を受けて動くことばかりでやりがいも少なく、辛いことも多いかもしれません。それでも先ずは頑張って続けてみて下さい。続けるうちに見えてくるものが必ずある筈です。

医療というのは、患者さんやご家族、スタッフとの信頼関係など、様々な人との繋がりの上で成り立っています。
患者さんの信頼を得られないと治療を始めることすらできませんし、治療をしていくにはスタッフの協力が不可欠です。何か困ったときや躓いたときには、同期の支えが必要になるでしょう。そういった事は教科書には載っていないけれど、医者として身に付けなければいけないことこそ、丁寧に学び取ってほしいと思います。
名古屋徳洲会総合病院は私のいる心臓血管外科もそうですし、どの科の先生もとても優秀で、医療の最先端を走り続けている方ばかりです。
皆で刺激し合い、良い医療を提供できる様、皆さんもぜひ、その輪に加わってください。