久高 汐媛

たとえゆっくりでも
自分らしく、着実に成長していきたい

初期研修医1年次

久高 汐媛

Shion Kudaka

悲しいことは少しでもなくしたい

小学生のときから「人に必要とされる仕事がしたい」という思いは持っていたので、なんとなくですが将来的に"人を助ける仕事"につきたいという意識はありました。
身内に医療関係者がいたわけではないので、本当になんとなくだったんです。
私が高校生のときに産婦人科の患者受け入れ拒否が問題になったことがあって、「ちょっとでもそういう悲しいことが少なくなったらいいな」と、そのとき本当に明確に医者になろうと決心しました。
また将来、大切な人との子どもや、自分の周りの近くの人たちだけでも、もしなにかあったも慌てずに対応したい、そんなことも考えています。

目指すゴールは同じでも、アプローチは異なる

学生時代は部活でラグビー部のマネージャーをやっていたのですが、西日本のすべての医学部が参加する西日本医科学生総合体育大会で優勝するようなチームだったので、とても真剣に取り組んでいました。
そこではみんなもちろん優勝したい、このチームで勝ちたい、という熱い想いを持っていたのですが、最終的なゴール、目標は同じでも、そこに対するアプローチの仕方は違うんだな、ということを強く感じました。
目標が同じなのであれば、やり方は人それぞれでいいのではないか。目標までの道のりを一本に統一しないで、人それぞれのやり方で、そこに向かっていけたらいいのではないか、ということを仲間とぶつかり合いながら学ぶことができました。
今の私の仕事に対する姿勢や考え方にも、大きな影響を与えていると思います。

医師として、一人の女性として

もともとは産婦人科志望だったのですが、今は麻酔科を志望しています。私は将来的には医者としての仕事と家庭を両立できるようにしたいとずっと思っていたのですが、果たして自分にできるだろうかと。
そんな不安を抱えているときに、実習で麻酔科を回って興味を持ちました。当初はあまり考えていなかった科でしたが、手術の術中管理なども興味深いですし、自分らしく働いていけそうだと感じたのです。
例えば麻酔科では自分の担当患者という考え方がないので、オペが長引けばそれ以降の予定があっても他の先生に変わってもらうことが可能で、オンオフがはっきりしていて働きやすいな、自分に合っているなと思っています。
将来、結婚や出産ということがあって環境が変わったとしても、続けて働いていけそうだという思いもあります。

研修医として今やるべきこと

現在は他の病院の小児科を回っているのですが、まず病棟に行って自分の担当の患者さんのカルテをチェックして、バイタルとか確認してから患者さんに会いに行って、という流れを朝夕行っています。
それ以外の時間は処置だったり、救急車の対応をしたりします。小児科は看護師さんが点滴のルートを取ってくれないので、あると毎回呼ばれています。
最初は本当に全然上手にできなかったのですが、二ヶ月経ってやっとなんとか安定して取れるようになってきたところです。
志望している麻酔科になると、救急や外来に携わることはあまりなくなると思うので、それまでに一通りのことを学びたいですね。
この病院は医局が一つしかないので、先生同士の距離がとても近いと感じています。私も時間のあるときはずっと医局にいますし、なにか困ったことがあったら「あの先生いるかな」と覗いたりしています。
先生方にも話しかけやすいですし、仲良くさせていただいて、とてもやりやすいです。
研修医同士でも、自分たちで朝7時15分から8時15分まで、症例を持ってきて勉強会を開いたりしています。本当に自主的に、という感じですね。
今はまだ課題だらけで、同期と比べてもスピードはゆっくりかもしれませんが、でも着実に、一つひとつ目の前のことをクリアして、初期研修が終わる頃までには自信を持って「医者です」と言えるようになりたいです。