横山 希生人

外科医として人として、
きっちりとありたい

初期研修医1年次

横山 希生人

Kioto Yokoyama

憧れの外科医を目指して

私の場合、小学生のころから割と明確に外科医になろうと決めていました。サッカーも小学生のころからずっとやっていたのですが、目指したのはサッカー選手ではなく医者の方でしたね。
おそらく祖母のお見舞いでCTUに行ったことが、自分の中で潜在的に強く印象に残ったのだと思います。それからブラックジャックなどの漫画の影響もあって、「ちょっと格好いいかも」と憧れるようになりました。
その当時からずっと「医者といえば外科医」というイメージを持っていたので、自然と外科志望になりました。
これは医大に入って実習をやっても、今こうして研修医として実際に経験を積んでいても変わることはなかったですし、逆に経験すればするほど、外科をやりたいという気持ちが大きくなってきています。

外科研修では主治医としての経験も

研修を始めて8ヶ月くらい経ちますが、循環器内科に1ヶ月、外科が3ヶ月くらい、そして小児科、精神科と回って今は産婦人科にいます。
産婦人科でも毎日2件程度のオペがありますし、1日中オペに入ることもありますが、一番印象に残っているのはやはり志望の外科での研修ですね。
初診で外来に来られた患者さんの主治医になって、入院、オペの予定を自分で組み、そして先生の指導の下で実際にオペを行って、その後も患者さんのフォローをして、退院されるまでの流れを体験することができました。
手伝いではなく、責任を負って一人の患者さんに携わることができて、本当に勉強になりましたし、楽しかったです。
この病院では自主的にやりたいことをより長いスパンで、より自由にやらせてもらえます。研修先を選ぶときにはただ漠然とではなく、自分の中で大切にしたいところ、優先順位をしっかりと決めてから色々な病院を見て、情報収集すべきだと思います。

責任を負うという意味を知る

今になって思えば、学生の時はなんだかんだ言ってもやっぱり責任感が足りなかったな、と感じますね。
学生と社会人では立場や環境に大きな違いがあるので当然のことかもしれませんが、学生時代は手伝いをするという行為だけで責任は生まれず、興味本位で楽しくやって、その瞬間だけの出来事として切り取られて終わってしまっていました。
それが社会人になって、実際に主治医や執刀医という立場になると、その責任感ゆえにひとつひとつの選択に対して「本当にこれでいいのか?」と迷いが生じるようになりました。
本当に小さな選択でも悩むことがあって、自分の知識不足を痛感しています。医者としていかに日々の勉強が大切か、改めて思い知らされた気がします。

医師として、一人の人間として

「医師免許がなくても価値のある人間でありたい」。
これをひとつテーマとして常に意識しています。ちょっとしたことで言えば、例えば本を読むときは色々な分野の知識を幅広く身につけるために、医療系以外の本もジャンルを問わず読むようにしています。
医者といえば医師免許の存在がとても大きいので、医療に携わる者としての知識や技術を身に着けていくことは当然なのですが、それがないと人としての価値がどんと下がってしまう、それではいけないと思っています。
今でも担当の患者さんが待ってるときは顔を出しますし、病院に来るのは全然苦ではないです。逆に来ないと心配になることもありますし。
ただプライベートの時間もちゃんととったり、そういうところを含めて上手くバランスをとって、自分の理想の医師像に近づいていきたいですね。医者としてしっかりと成長していくのと同時に、人間的な面でもきっちりありたいなと思っています。